生け花について

生け花ってどんなイメージですか?

フラワーアレンジメントや一輪挿しの様に身近に出来るのとは違って古臭くて難しいイメージですか?

たくさんの種類が無くても3つのポイントをつかむだけで古き良き華やかな生け花が楽しめます

私は古流なので正面を重んじます
現代花の様に360度では考えません

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1.花器やフラワーベース
2.剣山
3.枝物 花物 葉物

この3種を揃えます

大事なポイントは①②③
①花器に対して倍の枝を活ける
②剣山は隠し蕾は高く七分咲きは低く
③全体がひし形や三角形の変形になる様に整える


まず花器と剣山について

水盤のように浅く広い花器は大きい剣山2つ位あると良いです
極楽鳥の顔の向きが違うだけで雰囲気が変わります↓



円柱のように縦長だとバランス崩れるので小さい剣山を沈め重心を下にします
トナカイの角をイメージしたのとカーネーションの長さを活かしたものです↓





次に枝、花、葉について
枝物は花器に対して倍の長さがあると見栄え良くなります
花物は季節や色を統一すると活けやすいと思います
葉物は剣山や根元を隠し足回りを華やかにする効果があります

葉物を変えるだけで印象が変わります↓



鳥が羽を休めてるのと羽ばたきそうな二つです↓



コレだけで生け花が出来るので、古い時代から伝えられてきた
《生け花》
ぜひチャレンジしてみて下さい

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産婦人科病院の生け花を毎週末しています 

正面玄関や階段など全部で6ヵ所!

百合のようにお産前後の方には苦手な香りのお花は扱いませんが
小さなお子様からお見舞い客様に喜ばれています

身近な場所に生花があるっていいですよね